連日のように三菱車の車両火災のニュースが流され、マスコミは不安をあおっているが、これらのニュースを見ていて気になることがある。それは、果たして「三菱車“だけ”が火災を起こしているのか?」ということだ。いま、三菱自動車の問題がクローズアップされているため、普段ならニュースにならないような事件まで、ピックアップしてきて、ことさら「また、三菱車が火災」と煽り立てているのではないだろうか?
そんななか、読売新聞社のサイトで一つの記事を見つけた。
三菱車の火災次々…大半は欠陥と無関係? [2004/7/6]
この記事の後半に、一つの統計情報が示されている。
国土交通省などのまとめでは、全国の車両火災の発生件数は、2002年で8617件(放火事件も含む)。
[前述の記事より]
記事では、これに続いて、国内自動車メーカーの数=14で割って、1社あたり平均600件の火災事故があると想定している。三菱自動車のシェアはそれほど高くないだろから、これは少々大胆な論理展開のように思うが、思った以上に車両火災事故というのはあるものらしい(もっとも、統計に含まれている範疇がはっきりしないので、ケーブル類を焦がした程度も数に含まれているのかもしれないが)。
先の統計数字も見方を変えて、365日で割ると1日当り23~24台が火災を起こしている勘定になる。いまは、三菱マークの自動車が火災を起こせば、大々的に報じられることを考えあわせると、報道されていない二十数台は、実はトヨタや日産の車が燃えているのではないだろうか?
もちろん、これは仮定の重ねた数字なので、本当のところはわからない。正確なところは、国交省ぐらいしかわからないだろう。
前述の記事では、《国交省も立場上、「三菱車で急に車両火災が相次いでいるわけではない」と擁護する》となっているが、あまり、そのような話は聞こえてこない。
国交省は、三菱車の街頭検査を始めているそうだ。そうした活動も大事だが、正確な情報を伝えて、無用な不安(だとしたらの話だが)を煽らないようにするのも勤めではないだろうか。
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